読書メモ「ザ・ギフティッド」
5歳のときにご両親の都合でカナダへ引越し、9歳でギフティッド認定を受け、14歳でカナダのいくつものトップ大学から奨学金付きで入学を許された、その華々しい経歴を持つご本人が書いた著書。(前半はご本人が書いたもので後半はお母様によるもの。)
ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法
- 作者: 大川翔
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/08/07
- メディア: ペーパーバック
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[ポイント]
・五感を使え&夜は早く寝る(母の教え)
・常に「観察」すること(父の教え)
・「形(かた)」が大事(祖父の教え)
決してガリガリ勉強ばっかりしてるわけじゃなくて、ボランティアしたり、自分でプロジェクトを立ち上げたり、精神的にもとっても成熟している。
ご本人の能力と努力、ご家族や先生のサポートや周りの環境すべてが相互に良い影響を与え合っている様子が伝わってきます。
共働きのご家庭で1日のほとんどを保育園に預けられていたみたいだけど、後半部分のお母様の文章を読むと、いやいやいや、これだけのことを共働きの家庭で続けるってすごいことだと思います。愛情をひしひしと感じます。ちょっと書くだけでも、英語教育ならOxford Reading Tree、CTP、ドーラ、セサミストリートなどなど、国語教育もすくすくどんどん、公文、七田式のドリルなどなど、旅行にも行ったときには現地の水族館や博物館に足を運び、そのほかにも空手、ピアノなどの習い事など、平日も休日も、思いつくありとあらゆることをしてらっしゃいます。
親だって人間ですから、平日仕事も家事をこなしてる分、普通は土日くらいはちょっとだら~っとしたいものだと思いますが、見事にいろんな活動を網羅されています。
ご職業が弁護士とのことでなるほどなぁという感じですが、五感に働きかけ、国語だけでなく英語脳も鍛え、机上だけでなく実際の体験も重視し、本当に抜かりないです。
教材ひとつとっても、検討するだけでけっこう手間も時間もかかるものなので、優秀なお子様の優秀なお母様が検討し、子どもの教育に取り入れるに値すると判断されたものの数々を知るだけでも一読の価値ありかと。
お母様が書かれたこちらの本も読んでみたいです。