読書メモ「9歳までに地頭を鍛える!37の秘訣」
息子さんが書かれた「ザ・ギフティッド」を読んでから、こちらも読みたくてうずうずしてました。
あっという間に読み終わりました~。
ものすごい情報量です。ありとあらゆるすべてのことが網羅されています。
[ポイント]
・本の読み聞かせはGrade1(中学1年)まで。小学生からは一行ずつ「あとについて読む」、一行ずつ「交代で読む」ということも。
・多くのインプットと多くのアウトプット
・毎朝の計算問題(親子でバトル)と漢字練習
・生活を整える(勉強するより早く寝る)、武道、音楽も楽しみ、お手伝いもする。
本に書かれていることをすべてやろうとすると、平日も休日も、毎日をめいっぱい、フルにがんばり続ける気合いが必要になりそうですが、生きるっていうことは結局そういうことなのかもしれません。
何歳のときに何の本を読んだか、朝の計算問題にはどの教材を使ったかなど、すべて書かれているので、やってみようと思ったときに取り入れやすくて助かります。
また、朝の計算問題などの際には、つまずいた箇所がすぐ分かるよう親は子どもの隣(子どもの利き手の反対側)に座るようにし、照明器具も影で子どもの手元が暗くならないよう子どもの利き手の反対側に置くなど、小さいけれど大切なこともきちんと書かれています。
教え導くうえでの著者の細やかな配慮が伺え、「リアルドラゴン桜」と呼ばれた著者の教育者としての天分があらわれているようです。
あと、あとがきにも引用されている山本五十六の言葉が印象的です。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず
大事なことは昔から変わらず同じなのですね。そして、言うは易く行うは難し…。
著者の息子さんが書かれた本はこちら。どちらの本にもお互いのコラムが載っていて、双方の視点で書かれています。重複する箇所もありますが、どちらかというと補完し合っているので、両方読むのがおすすめです。
ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法 (扶桑社BOOKS)
- 作者: 大川翔
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