複雑な英語の構文のひもときかた

「TOEIC TEST 990点満点完璧対策」(明日香出版社/石井隆之著)というすごいタイトルの著書の中に、文法力があれば分かりにくい文章を理解できるということの例として、こんな英文が出てきました。

 

1.I waited from two to two to two two, too.

 

2.He said that that that that that that that that man referred to was supposed to indicate, was out of place in the sentence.

 

3.The fact that the fact that he is sure is sure is sure.

 

 

それぞれ、意味は以下のようになります。

 

1.私も2時2分前から2時2分までお待ちしました。

2.あの男が言っていたあのthatが指し示すことになっている、あのthatという単語は、その文の中では場違いのところにありますよ、と彼が言った。

3.彼が確かだと確信している事実は確かである、という事実は確かである。

 

最初は、何度和文を読んでもよく分からなかったのですが、自分なりの解釈をまとめて、一人でも意味にたどり着けるよう忘れないように記しておきたいと思います。

 

1問目は、一瞬意味がわからなくて慌てますが、落ち着いて読めばなんとかなりそうです。

 

ぱっと見で、まとまり毎に区切ります。

[I waited from] two to two to two two[, too.]

 

この人も誰かを待っていたのだということが分かるので、fromに対応するtoを探します。

すると、残りの部分は、[two to two] to [two two]ということで、2時2分前から2時2分となります。

まとめると、「私も2時2分前から2時2分までお待ちしました。」となります。

 

次は、2問目です。

こちらもぱっと見で、まとまり毎に区切っていきます。

[He said] [that] [that that that that that that that man referred to was supposed to

indicate], [was out of place in the sentence].

 

彼が、何かについて、それが文の中で場違いな場所にあると言ったということが分かります。

次に、2つめのthat以下をまとまり毎に区切ります。後ろから見たほうが区切りやすそうです。

that that that [that that] [that] [that man referred to] was supposed to indicate

 

「あの男が言っていたあのthatが指し示すことになっている」という部分が見えてきました。

 

すると前半部分のthatは次のように区切られることになります。

[that that] [that] [that that] [that] [that man referred to] was supposed to indicate

 

こんがらがりそうになりながらもまとめると、「あの男が言っていたあのthatが指し示すことになっている、あのthatという単語は、その文の中では場違いのところにありますよ、と彼が言った。」という意味になります。

 

最後に3問目です。

こちらもぱっと見でまとまり毎に区切ります。

[The fact] that [the fact that he is sure is sure] is sure.

 

すると、何らかの事実が確かである、ということが分かります。

次に、2つめのthe fact以下を見ていきます。

[the fact] that [he is sure] is sure

 

「彼が確かだと確信している事実は確かである」という部分が見えてきました。

文章全体をまとめると、「彼が確かだと確信している事実は確かである、という事実は確かである。」となります。

 

こうして見てみても、やっぱり分かりにくいですね…。

繰り返し復習して文法に対する苦手意識をなくしていきたいと思います。