海(浅瀬)の危険生物と対処法

いよいよ梅雨もあけて夏本番ですね。

水遊びが大好きなわが子を連れて、海デビューしたいなと思ってます。

でも、海の経験値が低い私はあまりよく知らなかったのですが、浅瀬にも危険な生物がいるんですね。

もちろん、よく分からないものには触らない、というのが大前提ですが、うっかり触ったり踏んだりしてしまいそうな危険な生物について、万が一被害にあったらどうしたら良いのか、しっかり予習してから行こうと思います。

 

 目次

 

浅瀬にいる危険生物と応急処置の仕方

 

ガンガゼ

ウニの仲間。

トゲの内部に毒があり、刺さると激痛がはしる。長くもろいトゲで体内に残りやすい。

 

→トゲ抜きなどでトゲを抜き、痛みがなくなるまで40~45度のお湯につける。

 

アカエイ

10センチくらいの浅瀬にもあらわれる。砂地にもぐっているアカエイを誤って踏んでしまうことも。尻尾にのこぎりのような毒トゲがあり、刺されると激しい痛みがはしる。アナフィラキシーショックにより呼吸障害などを引き起こし、死に至ることも。

 

→患部を水やお湯でよく洗う。毒をしぼりだし、一刻も早く病院へ。

 

ヒョウモンダコ

浅瀬の岩の下などに隠れている。体長10センチほどの小さなタコ。

驚いたり興奮したりすると青い模様が浮かび上がる。

 

→咬まれたら一刻も早く病院へ。危険なので毒を朽ちで吸い出したりはせず、手で絞り出すようにする。

 

カツオノエボシ

別名「電気クラゲ」。触手が非常に長く、10メートルを超すことも。また波打ち際に打ち上げられていることが多いが、死んでいても毒を持っているので絶対に触らない。

刺されると、刺されたところがミミズ腫れのようになり、頭痛、吐き気、呼吸困難などを

引き起こし、最悪の場合死に至ることも。

 

→海水で洗い流す。酢、真水、砂などは被害が拡大するおそれがあるのでダメ。必ず病院で治療を受ける。

 

アンボイナガイ

10センチほどの大きな巻き貝。貝殻がコレクションの対象になることもある。見た目は茶色で、刺されても本人は気づかないくらいの痛みしかないが、非常に強い毒を持っていて血清もない。

刺されると数分~数十分で、呼吸困難などの症状があらわれ、死に至ることも。

 

→心臓に近いところを紐などでしばって毒を吸い出し、一刻も早く病院へ。

 

オニダルマオコゼ

周囲に擬態するため見つけることが難しく誤って足で踏んでしまうことが多い。

刺されると激痛がはしり、吐き気、呼吸困難、痙攣などの症状を引き起こし死に至ることも。

 

→傷口を真水で洗い、トゲを取り除く。毒がまわらないよう心臓に近いほうを縛り、患部を40~45度のお湯につける。急いで病院へ。

 

まとめ

患部をお湯につけるのは、毒がタンパク性の場合、熱に弱いからだそうです。

 

こうしてみると、海に行くのがちょっと怖くなるくらいですね…。

でも子どもから様々な体験の機会をうばうのも…。

 

①ラッシュガードなどを着用して肌の露出を少なくする。

②ビーチ用のサンダルを履き、裸足で歩かない。

③ライフガードのいる海へ行く。

などしっかりと対策をとったうえで、めいっぱい楽しみたいと思います。