読書メモ「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」


花まる学習塾で有名な高濱さんの著書。

 

高濱さんが見た働くお母さんや、働くお母さんたちのアンケートが興味深いです。

 

心に残ったのは、髪振り乱して作った手作りご飯より買ってきたお総菜でもにこにこママと一緒に食べるご飯のほうが子どもは嬉しいよ、ってところ。

そりゃそうだよね。

 

 

[ポイント]

・手抜き推奨。必死で手作りにこだわるよりも手抜きしてにこにこハッピーママで!

・男性(パパ・夫)に伝えたいことは文字にして伝えると伝わりやすい。

 

 

あと、だんなさんには文字にして伝えると伝わりやすいってところ。

女性が話を聞いて欲しいタイミングと男性が話を聞けるタイミングはたいがいずれていて、女性からすると、頑張って伝えても全然伝わってる感じがしないのだけど、文字にすると分かりやすいらしい。

 

本では、ある女性社員の日報(花まる学習塾で働く社員が提出するもの)が紹介されています。かいつまんでいうと…

ある日の明け方、子どもの夜泣きで起きて、そのまま寝てくれるかなと寝たふりをするも通用せず、あきらめて起き上がり、抱っこするが泣き止まず、子どもがまだつたない言葉で一生懸命「いちご」と言っていることに気づき、キッチンにいき、いちごを出し、その間も泣きわめく子どもをなだめ、いちごを洗おうとするとぎゃー、自分で洗うというのでやり直し、袖がぬれるのも見て見ぬふりしてようやくご機嫌でいちごを食べるのを見守り、そうこうしているうちに1時間経過、その間だんなは寝ている…自分は今日も仕事…という内容。

 

あるよねー、あるあると思ったのですが、これを読んだ男性社員は「大変だろうとは思ってたけどお母さんってこんなに大変なのか」という反応だったのだそう。結婚して子どもがいる男性にとっても、「お母さん」が日々こなしていることはなかなか見えにくいのですね。

 

同じ屋根の下にいてこんなにも共有できないものか…ただでさえ精一杯なのに、さらに文字にして伝えないと伝わらないのか…とめげそうにもなるけど、相手に悪気があるわけではないので、責めてもしょうがないですね…。

 

 

働くお母さんの子どもを伸ばす育て方

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